メンバーインタビュー Career 事業立ち上げ、事業グロース、マネジメント。
変化を楽しみながら、想像を超えた自分へ。

DXソリューション本部 ディレクター 菊地 哲朗

東京大学ラクロス部で主将を務め、U-22日本代表にも選抜。卒業後はフロムスクラッチ(現データX)に入社。SaaSツール「b→dash」で営業受注金額の社内記録を樹立。FLUXに入社後は複数のポジションを経験し、現在はFLUX Insightを提供するDXソリューション本部のディレクターとして事業推進~生成AIを活用した業務効率化まで企業の幅広い課題に対する支援をおこなう。

次の挑戦を求めて、
より変化の激しい環境へ飛び込んだ。

これまでの経歴と、FLUXに入社を決めた背景を教えてください。

私は大学時代、ラクロスに打ち込んでいましたが、最後の大会は組織として結果を出せず、悔いの残る終わり方をしました。だから社会に出たら組織として成果を残す経験をしたいと思い、大学卒業後にSaaS事業で急成長していたスタートアップに入社しました。

熱気に満ちた環境で、法人営業とカスタマーサクセスを経験しながら駆け抜けた3年間。結果が全ての厳しい世界だったからこそ、「成果の出し方」も自然と体に染み込んだと思います。愚直に行動し続けて実績が少しずつ積まれてくると同時に、「自分の手で組織を大きくしたい」という気持ちが芽生えてきました。ただ、前職ではすでに組織が固まりつつあり、自分の影響範囲に限界がありました。そこで、まだ変化の真っ只中にあるスタートアップに転職しようと決めたんです。

数あるスタートアップの中でFLUXを選んだのは「一番未来が想像できない会社」だったから。当時のFLUXは既存事業が好調にもかかわらず、新しい事業を次々と立ち上げるチャレンジをしていて、絶えず変化し続けていました。また、面談で私が未経験ながらも「事業の仕組みを創る側の仕事をしてみたい」と伝えると「そういうポジションの必要性も感じていたからやってみませんか?」と提案いただいたことも印象的でした。1年後の会社の事業も、自分の役割も想像できない。良い意味での予測不能な未来に期待して、FLUXへの入社を決めました。

プレイヤー、立ち上げメンバー、部長。
いろいろなポジションで、常に新しい挑戦を。

FLUXではどのようなお仕事をされていますか?

入社して最初の役割は、「FLUX AutoStream」というメディアの広告収益を最大化するSaaSプロダクトの事業戦略でした。将来的な会社の姿を事業計画に落とし、そのために展開すべきプロダクトの方向性を考え、実際に数値目標を達成するためのアクションまで定義し、セールス等各部署と連携して実行するポジションです。

最初の1か月はメンバーとして、2か月目からはチームリーダー、1年後には部長を任せられました。前職での目の前のお客さまに向き合う日々から一変して、事業全体を俯瞰しながら組織を創る立場となったことで、視座が一気に引き上げられたと思います。

その後、企業の事業推進を伴走型で支援する「FLUX Insight」の立ち上げメンバーに招集され、3名で事業をスタートしました。商談獲得、資料づくり、人材採用など、事業を立ち上げるために必要なことはなんでもやりましたね。徐々に組織が拡大していく中で、現在のディレクターというポジションになり、今ではプレイヤーとチームマネジメントのどちらの役割も担っています。

こうして振り返ると、目まぐるしくポジションが変化していますね。入社前は自分がエンタープライズ企業の事業推進をするとは想像もしませんでした。でも、決まった型がない中で、お客さまの課題を掘り起こし、どう支援すべきかを考えて提案するというこの業務は、自分にとって新鮮な挑戦でもあります。

仕組みの提供で終わらず、成果が出るまで伴走。
お客さまの信頼は、実際に成果に繋げた先にある。

これまでのお仕事で印象的だったエピソードを教えてください。

印象に残っているのは、FLUX Insightで最初に担当した大手印刷会社の営業改革支援です。営業戦略の立案からプロセス設計、実行支援、マネジメント体制の構築までを一貫して伴走支援しました。最初は「高い事業目標に対して売上が思うように伸びない」という漠然とした相談内容から始まり、それが人に起因するのか、仕組みに問題があるのか、はっきりしていませんでした。

そこで、仮説を立てながら丁寧にヒアリングをおこない、ゴールを整理するところから始めました。過去の営業データを洗い出し、どの活動が成果につながっているのか、どこにボトルネックがあるのかを徹底的に分析。属人的になっていた営業プロセスを可視化し、再現性のある仕組みに落とし込みました。さらに、設計して終わりではなく商談にも同行し、隣に座って商談の進め方やトーク内容を一緒に見直しながら、改善に向けて細かくフィードバックを重ねていきました。

実を言うと、FLUXがこの業界では無名ということもあり、最初はお客さまも我々の出す価値に対して半信半疑でした。それでも、成果に向けて熱量高く支援を続けるうちに、お客さまから「成果を出すための仕組みが構築できた」「メンバーの営業に対する意識が変わった」「菊地さんがいたおかげ」と言っていただけるようになり、事業推進のやりがいを初めて実感しました。最終的には、見込受注金額が支援前から2倍以上になり、数値的な成果に繋げることができました。この経験が、「クライアントの成果に繋がることを徹底的に考えてやり切る」という、自分の支援スタイルの原点になっています。

AIの活用と仲間の知恵が成長を後押し。
未知の領域に飛び込める環境がある。

日々の仕事を通じて実感する、FLUXの魅力を教えてください。

一番は「成長を後押ししてくれる環境」があることですね。最近はAIを使った業務の効率化が進んでいて、議事録作成やリサーチ、資料の叩き台作成のような業務は、社内の生成AIタスクフォースが構築したワークフローを使うことで、かなり自動化できるようになっています。私もそれを積極的に取り入れていて、手が空いた分、お客さまと向き合う時間や本質的な課題に向き合う時間を確保できるようになりました。

もう一つ大きいのが、「Leverage the Team」というFLUXのバリューです。これは、自分やチームメンバーの強みと弱みを理解した上で得意・不得意をオープンにし、仲間と補い合いながら成果を最大化するという考え方です。

FLUXには、さまざまな分野のスペシャリストが在籍しているので、どんな領域でも、誰かに相談すれば必ずヒントが得られます。たとえば、最近の事業支援のテーマがAI活用やDX戦略といったテクノロジー寄りのものに変わってきていて、私自身のこれまでの経験だけでは太刀打ちできない場面も少なくありません。でも、ITコンサル出身のメンバーや生成AIに詳しいメンバーが、惜しみなく知見を共有してくれるんです。だから、新しい領域でも、臆せずチャレンジできる。AIで業務を効率化し、仲間の知恵で質を高めていく。そういう循環があるのは、働く上で本当に魅力だと思います。

変化を主体的に楽しみながら、
会社とともに成長していきたい。

今後FLUXで実現したいことについて教えてください。

予測不能な未来に期待して入社したFLUXですが、実際に飛び込んでみると、想像をはるかに超えるスピードで経験を積んでいる実感があります。また、事業の0から1のフェーズから1から10のフェーズまで深く携わることができ、1つの会社にいながら、2社、3社と渡り歩かないとできない経験を詰めている感覚もあります。

一方で、自分自身の経験はまだ浅いと痛感しています。知識として語れても、「こうあるべき」と言えるほどの持論を持ちきれていない領域もあります。だからこそ、自分が関わるプロジェクトに深く向き合い、自分の経験をもとに語れる領域を広げていきたいですね。そして、事業や組織の中心で価値を出せる存在を目指していきたいと考えています。

FLUX自体も、規模が大きくなり次の成長フェーズに入ろうとしています。ただ、変化を恐れず前に進み続ける文化は変わりません。だからこそ、より大きなインパクトを仕掛けられるフェーズに入ってきたと感じています。これからも変化を生み出す当事者として、FLUXの成長とともに、自分自身も進化し続けていきたいです。

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